キッチンの収納が足りず、カップボードを後付けしたい方必見です。
結論として、カップボードの後付けは3つの条件さえクリアすれば十分可能で、費用相場は15〜30万円が目安となっています。
今回の記事では、カップボード後付けに必要な条件や費用相場、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
さらに、新築時のオプション工事との比較や、信頼できる業者選びのポイントについても紹介するのでぜひ最後までご覧ください。
1. カップボードは後付けできる?設置前に確認すべき3つの条件
カップボードを後付けする場合は、まず以下の3点をチェックしておきましょう。
- 十分なスペースがあるか
- 壁面の下地が補強されているか
- 搬入経路が確保できているか
これらを満たしておかないと、そもそも設置できない場合や設置できても大きく後悔しかねないのでしっかりと確認しておきましょう。
1-1. 十分なスペースがあるか
単にカップボード分のスペースを確保するだけでなく、配置した際に扉の開閉や引き出しが他の家具や壁に干渉しないかまで確認しておきましょう。
また、冷蔵庫と横並びで配置する場合は密着させずに、左右2cmほど間を開けておくのがおすすめです。
この隙間が冷蔵庫の排熱スペースになるので、その点も考慮した上で十分なスペースがあるかを確認しましょう。
🗣️冷蔵庫は排熱スペースがないと熱を逃がしにくくなり、冷却効率が下がってしまいます。冷蔵庫上部からも排熱は行われるので、上にもスペースが確保できるようにしておきましょう。 |
1-2. 壁面の下地が補強されているか
基本的に壁のクロスの下は、石膏ボードが1枚あるだけです。
石膏ボード自体はそこまで強度がなく、ビスを打ち込むと崩れてしまい固定できません。
そのため、カップボードと同時に吊り戸棚も設置する場合は壁面の下地を確認しましょう。
下地の補強財が入っていない場合、仮に設置できても食器の重みに耐えられず、落下する恐れがあります。
🗣️壁付のテレビや吊り戸棚を設置する可能性がある位置は、建築時に下地補強されている可能性があります。新築時に建築行者から渡される「平面詳細図」を見て確認しましょう。 |
1-3. 搬入経路が確保できているか
キッチン内にカップボードを置くスペースが十分にあったとしても、搬入経路も確認しておきましょう。
大型のカップボードは1枚ものや組み立て式など形状がさまざまで、それぞれ搬入方法が異なります。
玄関や廊下、階段など、搬入時に通過するすべてのスペースの幅や高さを事前に測定しておくことが重要です。
特にマンションの場合は、エレベーターの積載量や階段の幅に制限があるので注意しましょう。
メジャーで各所を測り、廊下の角などはカップボードを回転させる余裕があるかも確認が必要です。
🗣️ニトリや無印良品などを筆頭に、業者によっては搬入経路の下見サービスを行っています。 |
2. カップボードを後付けする際の費用相場
カップボードを後付けする場合の費用は総額15~30万円が相場です。
本章ではその内訳について解説します。
また、キッチン設置と後付けにかかる費用の比較も行うので、ぜひご覧ください。
2-1. 本体価格と設置費で15万円から30万円が目安
一般的に、システムキッチンメーカー純正のカップボード本体は10万円から20万円台のものが多く販売されています。
これに取り付け工事費として5万円から10万円ほど加算されるのが一般的な相場です。
デザインにこだわったり、素材をグレードアップしたり、サイズを大きくすると費用は増します。
項目 | 費用相場 |
---|---|
カップボード本体 | 10~20万円 |
取り付け工事費 | 5~10万円 |
合計 | 15~30万円 |
ただし、壁面補強工事が必要な場合や、特殊な搬入方法が必要な場合は追加費用が発生することも考慮しておきましょう。
予算を決める際は、多少の余裕を持って計画することをおすすめします。
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2-2. オプション工事と後付け、お得なのはどっち?
工事費を削減できるので、新築時にオプションでつけてしまう方が基本的にはお得です。
一度に工事を完了できるため、設置費を3〜5万円程度に抑えられるケースもあります。
なので、今新築でカップボードをつけるか迷っており、後付けと迷っている方は費用面を重視する場合、オプションで付けるのがおすすめです。
しかし、すでに既存のキッチンに後付けしたい方はもちろん、好みのメーカーを吟味したい方や生活環境の変化があった方には後付けのメリットが大きく感じられるでしょう。
3. カップボードを後付けする3つのメリット
カップボードを後付けするメリットは以下の3点です。
- 好きなデザインやメーカーを自由に選べる
- スペースや生活環境に合わせて配置できる
- 本体価格を削減できる
それぞれの詳細を本章で解説します。
3-1. 好きなデザインやメーカーを自由に選べる
新築時やシステムキッチン導入時には、限られたオプションの中からしか選べなかったという方も多いのではないでしょうか。
工事のスケジュールや予算の制約により、本当に気に入ったデザインやメーカーを選べずに妥協してしまうことは珍しくありません。
後付けの場合、メーカーやシリーズを、落ち着いて吟味することが可能です。
扉の色や質感、ハンドルの形状など、細かいデザインにもとことんこだわることができます。
既存のキッチンとの統一感を重視するのか、あえてアクセントカラーで個性を演出するのか、そういった自由度の高さが後付けの大きな魅力です。
3-2. スペースや生活環境に合わせて配置できる
カップボードを後付けで導入する最大の強みは、実際の生活スタイルに合わせて“必要な場所に・必要なサイズで”配置できる自由さです。
新築時やリフォーム初期段階では想定できなかったことも、住み始めてから見えてくることは少なくありません。
たとえば、お子さんの成長や家族構成の変化により、食器や家具が増えて動線が変わったというケース。
あるいは、在宅時間の増加で調理家電が増え、収納が追いつかなくなることもあるでしょう。
変化に合わせて最適なカップボードを選べるのも、後付けの大きなメリットです。
また、後付けであれば、キッチンのちょっとしたデッドスペースや壁面の空きエリアを活かすことも可能です。
たとえば、冷蔵庫の横や勝手口の近くなど「今まで使っていなかった場所」に、ピタッと収まるサイズのカップボードを設置すれば、無駄なく収納力を加えられます。
3-3. 本体価格を削減できる
後付けのカップボードは「高そう」「工事が大変そう」と思われがちですが、選び方次第では、キッチンのオプションで付けるよりもコストを抑えられるケースも多々あります。
たとえば、大手キッチンメーカーのカップボードは確かに高品質ですが、下台だけで20万円以上することも。
その点、後付けで自由に選ぶ場合、格安のカップボードや型落ち・展示品なども選択肢に入ってきます。
完全な新品より30〜50%安く購入できることも珍しくありません。
予算に制限があっても、価格と品質のバランスを見ながら、コスパの高いカップボードを探せるのも後付けの大きな魅力です。
4. カップボードを後付けするデメリット
カップボードを後付けする場合に発生するデメリットは以下のとおりです。
- 業者手配や設置に手間がかかる
- 設置費が高くなりやすい
把握しておかないと、後悔に繋がりかねないので確認しておきましょう。
4-1. 業者手配や設置に手間がかかる
カップボードを後付けで設置する際には、施工業者の選定や日程調整、事前準備など、どうしても一定の手間が発生します。
たとえば、費用を抑えたいと思えば、複数の業者から見積もりを取り、金額や工事内容を比較検討する必要があります。
さらに、設置を依頼するタイミングによっては、希望日に工事が入れられず、1〜2週間以上待つケースも珍しくありません。
また、設置場所の条件によっては、下地補強や巾木の切り欠き、電源やコンセントの増設といった“事前の準備工事”が必要になることもあります。
これらは新築時にオプションで設置する場合にはまとめて行えるので、後付けならではのデメリットと言えるでしょう。
4-2. 設置費が高くなりやすい
後付けのカップボードは、工事の規模が小さく見える割に、設置費が割高になることが少なくありません。
その理由のひとつが、キッチン本体と同時に施工する「オプション工事」とは違い、個別対応になるためです。
通常、キッチンセットと一括で発注・施工すれば、工事が1回で済み、設置場所の事前調整も不要なことが多いため、工事費も全体で効率化されやすく、単価が抑えることが可能。
一方で、後付けの場合は、カップボードだけのために現場調査・部材準備・日程調整・搬入設置を個別に行う必要があるため、割高になります。
「カップボード自体は安かったのに、設置費が想定以上だった」ということにならないよう、工事費込みの総額で比較検討しましょう。
5. 後付け用のカップボードを探すならPHショップ!
後付け用のカップボードをお探しなら、PHショップを一度ご覧いただきたいです。
PHショップの強みはメーカーからの直接仕入れによって実現できる低価格と対応の早さ。
安く、そして早くカップボードをお求めの方にぴったりのオンラインショップとなっています。
5-1.メーカー直接取引で価格をぐっと抑えられる
PHショップでは、TOTO・LIXIL・クリナップなど国内主要メーカーと直接取引を行っており、中間マージンを極限までカット。
そのため、ショールームでの定価見積もりより数万円以上お得に購入できたという事例も珍しくありません。
後付けカップボードのように本体+設置で費用がかさみやすいケースでは、購入先選びで費用に大きな差がつきます。
「できるだけ予算を抑えて、しっかりした製品を選びたい」という方には特におすすめです。
5-2. 後付け工事に合わせやすい対応力
カップボードを後付けする場合、工事日程に合わせての納品調整が非常に重要です。
PHショップでは、メーカーとの直通ルートを持つことで、手配が迅速に進められるため、最短で即日〜3日程度のスピード対応が可能です。
他店では、見積もり回答に1週間以上かかることも珍しくないため、スピード感をお求めの方はぜひ一度当店にご相談ください。
5-3. 創業60年の安心感
「オンラインショップで大きな買い物をするのは少し不安だな……」とお思いの方もいっらしゃるのではないでしょうか。
PHショップは、1964年創業の山中産業株式会社が運営する老舗の住宅設備専門店。
無借金経営を継続し、自己資本約34億5千万円(令和5年現在)という安定した企業基盤を築いています。
また、全国対応の配送体制や、住宅設備に精通したスタッフによる丁寧なサポートも魅力です。
オンラインショップに抵抗のある方でも、安心してお買い物いただける体制を整えております。
まとめ
カップボードの後付けを考えているなら、十分なスペース確保、壁面の下地補強、搬入経路の確認という3つの条件をまず、確認しましょう。
費用相場は本体価格10〜20万円と設置工事費5〜10万円を合わせて15〜30万円程度が目安となります。
メリットは好みのデザインやメーカーを自由に選べること、デメリットは業者手配の手間がかかり、個別対応のため設置費が割高になりやすいことです。
そのため後付けを検討する際は工事費込みの総額で比較検討しつつも、できるだけ本体価格を抑えることをおすすめします。