ユニットバスの寿命は10~15年!法的な耐用年数やリフォームが必要なサインも解説

ユニットバスの寿命は10~15年!法的な耐用年数やリフォームが必要なサインも解説

うちのユニットバス、そろそろ寿命かな…」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

ユニットバスは10年から15年が寿命の目安で、寿命を迎えたユニットバスは水漏れやひび割れなど様々なサインを発するので見逃さないことが重要です。

今回の記事では、ユニットバスの寿命や交換のタイミング、リフォームが必要なサインについて詳しく解説します。

まずはユニットバスの寿命をチェックし、まだ使えるのか交換すべきなのかを判断しましょう。

 

1.ユニットバスの寿命は10年から15年が目安

ユニットバスの法的な耐用年数は22年と定められています。

 🗣️耐用年数とは資産が本来の役割を果たせると見なされる期間のことです。例えばパソコンであれば4年、ベッドであれば8年と身近なものにも定められています。この年数を減価償却や確定申告の際に参照します。
出典:「国税庁 『主な減価償却資産の耐用年数表』

しかし、実際に使用できる寿命は10〜15年が目安となっています。

耐用年数は会計処理や税務上の目的で設定されているため、実際の寿命とズレが発生するのも珍しくありません。

また、パーツや使用した資材によっても寿命は変わってきます。

これは換気扇やドア、蛇口、照明など部位によって消耗具合に差があるためです。

メンテナンスの頻度や使い方次第で長くも短くもなりますが、寿命は平均10〜15年であることを押さえておきましょう。

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2.ユニットバスの交換・リフォームが必要なサイン

寿命を迎えたユニットバスが発するリフォームが必要なサインは以下の4つです。

  1. 水漏れ
  2. ひび割れ
  3. 赤サビ
  4. 換気扇の故障

どれも程度の差はあれど、自宅の浴室で見かけた方も多いのではないでしょうか。

各サインの詳細を解説していきます。

 

2-1.水漏れ

水漏れは比較的気づきやすい交換・リフォームのサインです。

蛇口やシャワーから水が漏れてしまっている場合は水栓を交換しましょう。

また、コーキング材が劣化し、そこから水が漏れていることも考えられます。

 🗣️コーキング材は隙間を塞ぎ、水や空気の侵入を防ぐ樹脂でできた材料です。浴室だけでなく外壁の隙間を補強したり、窓枠の隙間を塞いだりとさまざまな用途で用いられます。

水漏れは悪化すると、集合住宅の場合は階下に住んでいる人に被害を与える可能性があり、一軒家の場合でも湿気でシロアリが発生しやすくなるなどのリスクがあります。

 

2-2.ひび割れ

浴槽にひびが入っている場合も対策が必要です。

寿命が近づくと、徐々に細かいひびが目立ち始めます。

また、寿命を迎えていなくても重いものを落としたり、ぶつけたりすると浴槽が割れてしまうことも。

スマホを落としてしまって、浴槽が割れるパターンもあるので注意が必要です。

 ⚠️「その程度で割れるの?」と思うかもしれませんが、多くのユニットバスで用いられているFRP(Fiber Reinforced Plastic)製浴槽は安価な分、若干耐久力で劣るため割れる可能性があります。

ひび割れてしまうと見た目が悪いだけでなく、水漏れにも繋がるため放置せず交換やリフォームを早めに行いましょう。

 

2-3.赤サビ

ユニットバスの金具に赤サビが目立ち始めた場合も交換・リフォームが必要かもしれません。

赤サビが目立ち始めた頃にはユニットバス全体の劣化が進んでいる可能性があります。

というのも、ユニットバスの外側を支える金具が錆び始めていると水漏れ結露が起きている可能性も否めません。

赤サビを見かけたら交換・リフォームを検討してみましょう。

 🗣️ヘアピンやカミソリといった貴金属からの、もらいサビがついているだけという可能性もあります。もらいサビはサビ落としを染み込ませて、雑巾でふきとればで落とすことも可能です。「リフォームを行うまでもう少し様子を見たいけど、汚れが気になる」とお思いの方はお試しください。

 

2-4.換気扇の故障

換気扇は10年を過ぎた頃から異音が聞こえ始めることの多い箇所です。

異音が聞こえるだけであれば、意外とそのまま使えてしまうので油断しがちな箇所でもあります。

モーターやファンに不具合が発生していることがあり、換気機能が低下していることも珍しくありません。

その結果、カビや雑菌が繁殖しやすくなるためユニットバス全体の劣化が進みかねません。

また、火災につながるリスクもあるので早めに対処するか、一度点検してもらうなどの対応をおすすめします。

 

3.ユニットバスの交換・リフォームにかかる費用

ユニットバスのリフォームにかかる費用は2つのパターンで変動します。

  • ユニットバスからユニットバスに交換する場合
  • 在来浴室からユニットバスに交換する場合

自宅の浴室がどちらのパターンに当てはまるかをチェックしてリフォーム費用の相場感を把握しましょう。

 

3-1.ユニットバスからユニットバスに交換する場合

既存のユニットバスを新しいユニットバスに交換する場合は80〜90万円が目安です。

ただ、メーカーによってはスタンダード・ミドル・ハイなどのグレードが用意されている場合があります。

80〜90万円というのは中間のミドルグレードを選んだ場合で、スタンダードであれば40〜60万円程度で購入できますし、ハイグレードともなると100万円以上が平均です。

加えてマンションの場合、防水性の高い素材を用いる必要があることから戸建てよりも少し費用が高めになります。

ここに工事費用がかかってきますが、こちらは30〜40万円が目安です。

合計で120万円程度が平均的な費用の目安と考えておきましょう。

 

3-2.在来浴室からユニットバスに交換する場合

在来浴室からユニットバスに交換する場合の費用は総額で100〜200万円が目安となります。

 🗣️工場で製造した部品を現場で組み上げるユニットバスとは異なり、現場で直接施工して作られた浴室を在来浴室と言います。30年以上前に作られた住宅でよく見られ、タイルが敷き詰められているのが特徴です。

基本的にユニットバスからユニットバスへと交換する場合よりも、費用が高くなる傾向があります。

その理由は在来浴室特有のタイルやコンクリートの解体が必要で、工事費が高くなるからです。

また、同様の理由で施工にかかる日数も長く、1週間から10日ほどかかることも。

ユニットバスからの交換よりも費用と時間がかかることを押さえておきましょう。

 

4.お得にリフォームするなら施主支給がおすすめ

施主支給とは、リフォームに必要なユニットバスは自分で購入し、設置や組み立てなどは業者に依頼する方法です。

リフォーム業者経由でユニットバスを買うよりもネットで比較してより安価なものを購入できますし、型落ちして安くなっている高性能なユニットバスが見つかるかもしれません。

そして、工事に関してはプロに全て任せられるので費用を抑えつつも、安心してリフォームをできるのが施主支給の魅力です。

弊社ではショールームで受け取ったプラン資料をお送りいただくと、モデルはそのままに格安でご提供するプランをご用意しております!

ぜひこの機会に施主支給でお得にユニットバスを導入しましょう!

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まとめ

ユニットバスの使用寿命は一般的に10年から15年ほどで、法定耐用年数の22年とは少しずれがあります。

寿命を迎えると交換やリフォームが必要なサインが見られ、水漏れ、ひび割れ、赤サビ、換気扇の故障などを見つけたら早めに対処しましょう。

なかでも、水漏れは階下への被害や湿気によるシロアリ発生のリスクがあるため、特に注意が必要です。

ユニットバスの寿命を把握して、最適なタイミングでリフォームを行いましょう。