「カップボードが欲しいけど後悔したくない」とお思いの方、必見です。
今回の記事では、カップボードで後悔しやすい7つのポイントと、それぞれの対策を解説します。
後付けの可否や施主支給でお得に購入する方法についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
1. カップボードで後悔しやすい7つのポイント
カップボードで後悔しやすいポイントが以下の7つです。
- 幅が思ったよりも足りなかった
- 奥行が足りない
- ゴミ箱スペースのせいで収納が減った
- 通路幅が狭くなり動線を塞いでしまった
-
吊り戸棚なしにして収納が足りない
- 素材や色が合わなかった
- コンセント数・位置が足りず家電を置けない
それぞれの理由と対策を知って後悔を未然に防ぎましょう。
後悔1:幅が思ったよりも足りなかった
電子レンジやトースターなどの家電、フライパンや鍋などの調理器具、食器などを収納・配置しようとすると、幅が足りなくなることがあります。
一人暮らしであれば、問題になりにくいものの二人以上の世帯では十分な幅を確保するようにしましょう。
以下の表に主流の横幅とそれぞれの特徴をまとめました。
横幅サイズ(mm) | 特徴・用途例 |
---|---|
900mm | 単身者・コンパクトキッチンに向いている。 |
1200mm | 2人暮らしややや狭いキッチン向き。家電+食器でギリギリになりがち。 |
1500mm | ファミリー層なら1500mm以上あると便利。家電の量によっては手狭に感じる可能性アリ。 |
1800mm | ゆとりのあるLDK向き。大型の家電も並べやすいが、5つ以上並べるとギリギリになる。 |
2100mm以上 | かなり広くゆとりを持って並べられるが、パターンが限られる。 |
まず、並べたいもの、収納したいものをリストアップしてどの程度の幅が必要か決める必要があります。
今後、家族構成が変化することも考慮して、余裕のある横幅にすると良いでしょう。
後悔2:奥行が足りない
電子レンジや炊飯器といった家電を配置する際に、奥行きが足りず後悔することがあります。
例えば電子レンジは奥行き400mm程度が平均、そのためカップボードの奥行きもそれ以上必要です。
カップボードの奥行きは300~500mmが一般的、余裕を持たせるためにも450mm以上にしておくと「まったく置けない!」といった事態は避けられます。
とはいえ、デザインにこだわった家電の場合、450mmでも足りないことも。
あらかじめ、家電のサイズを把握した上で選びましょう。
また、奥行きに余裕を持たせようとして広めにすると、キッチンの通路幅は狭くなってしまいます。
奥行きと通路幅のバランスを考える必要がある点にも注意が必要です。
後悔3:ゴミ箱スペースのせいで収納が減った
カップボードの下にゴミ箱スペースを設けた結果、収納棚が足りなくなるパターンです。
「ゴミ箱くらいで?」と思いがちですが、「生ゴミ」「プラごみ」「燃えるゴミ」などの分別が必要な場合、想像以上に場所を取ります。
ただ、直置きすると生活感が出てしまうため可能ならば隠したいところ。
その場合は、キッチンのシンク下にゴミ箱スペースを設けるのがおすすめです。
調理中に発生したゴミをすぐ捨てられるので機能的な上に、リビング側からキッチンを見ても視界に入りません。
後悔4:通路幅が狭くなり動線を塞いでしまった
キッチンとカップボードの間が700mm未満だと、すれ違いにくくストレスを感じやすいでしょう。
カップボードはできるだけ奥行きを持たせたいところですが、そもそもの間取りにスペースがない場合、通路幅が狭くなってしまいます。
ここから引き出しや扉を開けた状態だと、さらに狭くなって動線が確保できません。
一人暮らしの場合は800~900mmあるとちょうど良い幅です。
他の家族とすれ違う機会が多い家庭では、1000mm以上あれば理想的。
大きめのカップボードを導入している場合でも、扉や引き出しを開けた状態で無理なく通れます。
ただ、カップボードの奥行きが狭くなったり、キッチンでの動線が長くなりすぎたりしないように気をつけましょう。
通路幅については以下の記事でさらに詳しく解説しています。
\通路幅徹底解説/
キッチンの通路幅は何cmが最適?後悔しない選び方と設計ポイントを徹底解説
後悔5:吊り戸棚なしにして収納が足りない
キッチンの周りに壁を設けないオープンタイプの場合、圧迫感や狭さを感じないように吊り戸棚をなくすことがあります。
その結果、収納力が損なわれてしまい後悔に繋がることも。
とはいえ、吊り戸棚があれば収納力は得られますが、開放感は減ってしまいます。
そこで吊り戸棚を一部だけ設置したり、サイズを落として調整するのがおすすめです。
全くなしか、全部つけるかの2択だけでなく、間を取る形にすることで自分のキッチンに合うものが見つかりやすくなるでしょう。
後悔6:素材や色が合わなかった
カップボードはキッチンの中でも、特に大きな存在感を放つ家具です。
そのため、素材や色が好みに合わなかったり、飽きやすいものを選ぶと後悔に繋がりやすいでしょう。
あらかじめ、全体の雰囲気をどのようにまとめたいかイメージした上で色や素材を決める必要があります。
キッチン本体の色合いはもちろんのこと、カップボードに置く家電や冷蔵庫、さらにこだわるならリビングの家具との相性にも注意しましょう。
また、色合いや素材が好みでも汚れが目立ちやすい色の場合は、手入れの手間がかかります。
木目柄は汚れが目立ちにくいので、迷ったらショールームなどで一度見てみることをおすすめします。
後悔7:コンセント数・位置が足りず家電を置けない
事前に準備していないと電子レンジやコーヒーメーカーなど複数家電を並べた際に、コンセントが足りない・コードが届かないといったことで後悔しやすくなります。
無理やり届かせるために延長コードなどを使うと、ごちゃごちゃとした印象になりがちです。
おおよそ7つは必要と言われていますが、家電の量によってはさらに必要になるでしょう。
カップボードの配置はコンセントの位置や数を見た上で、配線を考慮して行いましょう。
2. カップボードの後付けは可能?
入居時は不要だと思っていたけど必要になった方や、カップボードにこだわりたくてハウスメーカーからは購入しなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論として、後付けは可能です。
費用の目安は30万円ほどで、キッチンに十分なスペースがあれば設置することができます。
導入したいカップボードの幅を確認して、スペースを用意できるか確認しましょう。
自分で設置することも可能ですが、既存の家具をどかしたり搬入などはかなり手間がかかります。
設置に不安がある場合は業者に依頼するのがおすすめです。
3. 施主支給ならお得にカップボードが手に入る
施主支給とは、リフォームに必要なカップボード本体を自分で購入し、設置や組み立てなどは業者に依頼する方法です。
業者やハウスメーカー経由でカップボードを買うよりもネットで比較してより安価なものを購入できますし、型落ちして安くなっているカップボードが見つかるかもしれません。
そして、工事に関してはプロに全て任せられるので費用を抑えつつも、手間を省けるのが施主支給の魅力です。
弊社ではショールームで受け取ったプラン資料をお送りいただくと、モデルはそのままに格安でご提供するプランをご用意しております!
ショールームでサイズ等を念入りに確認した上で、カップボードをお得に手に入れましょう!
まとめ
カップボードを購入する際に後悔しやすいポイントと対策を解説してきました。
キッチン全体の印象に大きな影響を与えるカップボード。
デザインと機能性両方のバランスを考えて、事前に準備することで後悔は防ぎやすくなります。
後付けも可能なので、お得な施主支給も活用してピッタリのカップボードを導入しましょう。