システムキッチンをステンレスにして後悔?オールステンレスキッチンって?メリット・デメリットを解説

システムキッチンをステンレスにして後悔?オールステンレスキッチンって?メリット・デメリットを解説

シンプルかつ洗練された見た目と、機能性の高さから人気を博しているステンレスキッチン。

しかし、意外と後悔に繋がるデメリットもあることをご存知でしょうか?

結論として「手入れしやすくて丈夫だが、細かい掃除や注意は欠かせない」のがステンレスキッチンです。

本記事ではメリットとデメリットについて、いくつかの理由にわけて解説していきます。

ステンレスキッチンを納得して購入したい方や、購入してから後悔したくない方はぜひご覧ください!

 

1.ステンレスキッチンのメリット

ステンレスキッチンのメリットは大きく分けて以下の4点です。

  • 掃除がしやすい
  • 熱に強い
  • 衝撃に強い
  • サビにくい

総じて「手入れしやすくて丈夫」なのが、ステンレスキッチンの魅力と言えます。

本章では各メリットの詳細について解説するので、ステンレスキッチンのメリットが自分に合っているかを把握するためにもぜひご覧ください。

 

1-1.掃除がしやすい

掃除が簡単に行えるのはステンレスキッチンの大きな魅力です。

ステンレスは粒子結晶と呼ばれる金属の構造が非常に細かく、表面が滑らかで均一になっています。

そのため、調理で発生した汚れが染み込みにくく、布で簡単に拭き取ることができます。

また、キッチンの素材としてよく使われる人造大理石と比較して、黄ばみの心配も少なく、長期間にわたって清潔な状態を保てるのも良い点です。

 

1-2.熱に強い

ステンレスは700度から800度ほどの高温にも耐えられる素材で、一般的な調理での熱による損傷の心配はほとんどありません。

熱したフライパンを直接置いても変形が起きにくく焦げ付きも発生しにくいのはメリットです。

ただし、メーカーによってはワークトップ(天板)を固定している接着剤が損傷するため、直接置くことを推奨していないケースも。

これはステンレスは耐熱性が高くても、接着剤は高温に耐えられないのが理由です。

あくまで、うっかり置いてしまった場合の保険として捉えておいて、普段は鍋敷きに置くことをおすすめします。

 

1-3.衝撃に強い

重たい鍋や皿を落としても欠けたり割れたりしにくいのはステンレスキッチンの良い点です。

人造大理石やセラミック製のキッチンは破損しやすいので、ステンレスは耐久性を求める方におすすめの素材とも言えます。

ただ、柔軟性があり割れにくい反面、凹みはできやすいので注意しましょう。

 

1-4.サビにくい

ステンレスは英語表記で「Stain less」となり、意味はStain(汚れ・サビ)less(ない)です。

その名の通り、ステンレスは鉄に一定量以上のクロム(メッキなどに使われる)を混ぜてサビにくく改良した金属。

そんなステンレスには不動態皮膜」と呼ばれる薄いバリアがあり、腐食から守ってくれています。

また、不動態皮膜のバリアは1mmから3mmしかないため破れやすいものの、大気中の酸素と結びついて自動で修復する効果まであります。

この修復機能があるおかげで、ステンレスを長期間サビから守ることが可能なのです。

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2.ステンレスキッチンにすると後悔しがちなデメリット

ステンレスキッチンには、さまざまなメリットがある一方で、知らないと後悔に直結するデメリットもあります。

具体的には以下の3点です。

  • 水垢が目立つ
  • 傷が付きやすい
  • もらいサビに注意が必要

本章では各デメリットの理由とその対策についても解説していきます。

 

2-1.水垢が目立つ

ステンレスキッチンは綺麗な光沢がある反面、水垢の白い汚れが目立ちやすくなるデメリットがあります。

水垢は水道水に含まれるマグネシウムカルシウムなどのミネラルが原因で発生します。

そのため、日常的に水道水を使って洗い物をする以上、水垢を発生させないのは困難です。

使った後にすぐ拭き取るなど、こまめな掃除で対処する必要があります。

人造大理石など別の素材であれば、そこまで水垢が目立たないものもありますがステンレスキッチンの場合はこまめな拭き掃除が必要だと把握しておきましょう。

 

2-2.傷が付きやすい

ステンレスは耐久性のある素材ですが、傷が付きやすいのが弱点です。

わずかな傷であれば次第に目立たなくなるものの、深い傷はどうしても残ってしまいます。

特に傷の原因となりやすいのが、金属製のタワシです。

そのまま擦ってしまうと、ステンレスの表面に傷が付いてしまうため柔らかい布を使うようにしましょう。

また、割れたり欠けたりには強いものの、重い食器や調理器具を落とした場合にも傷が付きやすいので注意が必要です。

 

2-3.もらいサビに注意が必要

ステンレス自体はサビに強い素材ですが、他の金属製品からサビが移る「もらいサビ」には注意が必要です。

特に多いのが、サビのあるフライパンをシンクに長時間放置することで、ステンレスの表面に移ってしまうケース。

意外なところでは、調理に使った空き缶を放置していたことが原因になる場合もあります。

軽度のサビであれば、中性洗剤やせっけん水を染み込ませたタオルや布で擦ってサビを落とせるので、見つけたら早めに対処しましょう。

 

3.10年後も使える?ステンレスキッチンの平均寿命

 

ステンレスキッチンを買うからにはできるだけ、長い期間使いたいですよね。

大きな買い物なので、すぐ壊れたり買い替える事態になるのは避けたいところ。

そこで本章では、ステンレスキッチンの平均的な寿命長く使うためのお手入れの方法を解説します。

 

3-1.寿命は10年から15年が目安

ステンレスキッチンの一般的な寿命は10年から15年程度とされています。

これはステンレスキッチンに限らない、システムキッチン全般の平均的な寿命です。

国によって定められている法的な耐用年数も15年となっています。

出典:国税庁「耐用年数(建物/建物附属設備)」

丈夫さが特徴のステンレスキッチンと言えど、寿命が近付くと次第に汚れが固まりやすくなり、掃除をしても落とせなくなってきます。

加えて、ステンレスの特徴でもある光沢がなくなるのも、寿命を迎えているサインです。

キッチンの寿命について以下の記事では、さらに深掘りして解説しています。

\システムキッチンの寿命は何年?耐用年数からリフォームのタイミングを考える/

 

3-2.ステンレスキッチンを長く使うためのお手入れ方法

毎日の基本的なケアとして、使用後の水滴はすぐに拭き取りましょう

これだけで水垢の発生をかなり防ぐことができます

加えて、汚れが目立つ場所を掃除する場合は、柔らかい布メラミンスポンジを使いましょう。

できるだけ力を入れずに軽く擦ることで、ステンレスにダメージを与えずに清掃できます。

また、特に落ちにくい油汚れなどには中性洗剤を使いましょう。

アルカリ性、酸性の洗剤に比べて刺激が弱いので、キッチンを長持ちさせられます。

 

4.ステンレスキッチン・オールステンレスキッチンの価格相場

ステンレスキッチンにはワークトップとシンクがステンレスのタイプと、骨組みやキャビネットまで全てステンレスのタイプがあります。

どちらもステンレスキッチンではあるものの、価格面で大きな差が出てくることをご存知でしょうか?

本章ではステンレスキッチンの価格について、2つのタイプそれぞれを解説します。

 

4-1.一般的なステンレスキッチンの場合

シンクやワークトップ(天板)部分がステンレスになっている一般的なステンレスキッチンは、50万円から100万円が相場となっています。

人造大理石やセラミックなどの他の素材と比較すると、比較的安めの価格設定です。

例えばシンクとワークトップを人造大理石にすると、メーカーにもよりますが20万円程度多く払う必要があります。

 🗣️ステンレスキッチンが比較的安価なのは、流通数が多いことや工場で量産しやすいことが理由として挙げられます。

工事費まで含めるとメーカーやグレードにもよりますが、大体100万円程度で設置が可能です。

 

4-2.オールステンレスキッチンの場合

オールステンレスキッチンは骨組みやキャビネットまでステンレス製のキッチンです。

厨房などに用いられることが多いものの、家庭用のものも売られています。

こちらは一般的なステンレスキッチンと比べて相場が高く、100万円から200万円が目安となっています。

その分、耐久性や清掃性は通常の物より高く長期間使用する前提であればコストパフォーマンスが高いとも言えるでしょう。

 

5.ステンレスキッチンをお得に導入するなら「施主支給」がおすすめ!

施主支給とは、リフォームに必要なキッチン本体を施主である自分で購入し、施工業者に提供して工事をしてもらう方法です。

施主支給を行うことでシステムキッチン本体にかかる費用を抑えられます。

そのまま本体を買うよりもネットで比較してより安価なものを購入できますし、性能は高いものの型落ちして安くなっている掘り出し物と出会えるかもしれません。

そして、工事に関してはプロに任せられるので費用を抑えつつも、楽にリノベーションを行えるのが施主支給の魅力です。

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まとめ

ステンレスキッチンの主なメリットは、掃除のしやすさ、耐熱性、耐衝撃性、サビにくさです。

表面が滑らかで汚れが染み込みにくく、700度以上の高温にも耐えられ、割れにくいという特徴があります。

一方で、水垢が目立ちやすい、傷がつきやすい、他の金属からのもらいサビに注意が必要といったデメリットも存在します。

丈夫とは言え、半永久的に使えるわけではなく、寿命は10年から15年程度です。

ですが、他の素材よりも比較的安価なためコストパフォーマンスに優れています。

「手入れのしやすさ」「耐久性の高さ」「コストパフォーマンスの良さ」を求める方におすすめのキッチンです。