【実例アリ】アイランドキッチンで後悔?「やめとけ」「最悪」と言われる理由

【実例アリ】アイランドキッチンで後悔?「やめとけ」「最悪」と言われる理由

アイランドキッチンと調べると「後悔」「やめとけ」などネガティブな検索候補が表示されます。

広々としていておしゃれなイメージが強いので、驚かれた方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ネガティブな評判の理由を実際の口コミを紹介しながら解説します。

アイランドキッチンに興味をお持ちなら「本当に自分の家に合っているか」「後悔しないか」が本記事を読めばわかります。

 

1.【実例】アイランドキッチンで後悔した方の口コミ

アイランドキッチンにして後悔した方の口コミを集めたところ、大きく分けて5つの後悔しやすいポイントがありました。

  1. 水はね・油はねが気になる
  2. 匂いが広がりやすい
  3. 生活感を隠しづらい
  4. リビングが狭くなる
  5. 赤ちゃん・ペットの侵入が防ぎづらい

実際の口コミを紹介しながら、各項目について解説していきます。

 

1-1.水はね・油はねが気になる

水はねと油はねは普通のキッチンでも気になりますが、アイランドキッチンの場合、一層注意が必要です。

アイランドキッチンは周囲に壁のない構造なので、水や油がリビング側まで飛び散ってしまいます。

水はねは清掃が少し面倒な程度ですが、油はねはキッチンに近付いた家族がやけどするかもしれません。

 ⚠️油は1m近くはねることもあるため、十分な距離をとりましょう。

透明な油はねガードを設置すれば、開放感を維持しながらある程度はねを防ぐことができます。

(コンロ前に油はねガードを設置した例|※画像はペニンシュラキッチン)

ただし、油は高さ70cm近くはねることもあるので、簡易的なものだと完全に防ぐことはできません。

ある程度、床や壁が汚れるのは覚悟しておきましょう。

 

1-2.匂いが広がりやすい

こちらもアイランドキッチンの特徴である壁のない開放感が原因です。

四方に壁がないので、リビングも含めた部屋全体に料理の匂いが充満しやすくなってしまいます。

焼き魚やキムチ、納豆にニンニクなど匂いが強い食品を扱った際、部屋全体に匂いが漂うことをイメージしてみましょう。

これには抵抗がある人も多いのではないでしょうか。

対策としては排気量の多いシロッコファン、換気口率の良いターボファンを内蔵したレンジフードを選ぶことが挙げられます。

ですが、これらは一般的に用いられるプロペラファンよりも高くなりがちです。

種類 価格帯
プロペラファン 5千円~2万円
シロッコファン・ターボファン 1万5千円~8万円

もともと高額なアイランドキッチンですが、換気設備の費用も考慮しなければならない点に注意しましょう。

水はね、油はねの問題は同じ対面式のペニンシュラキッチンでも発生します。

 

1-3.生活感を隠しづらい

アイランドキッチンは壁がないので、リビング側からキッチンの上が全て見えます。

そのため、物を置いていると「散らかっている」と感じるかもしれません。

ショールームで見かけるような生活感のない美しさを演出するには、何も置かずに収納しておく必要があります。

ただ、そうするとよく使う調味料や調理器具を毎回取り出さなければならず、かなりの手間です。

ワークトップが大きめなアイランドキッチンですが、見た目を優先すると不便になるジレンマを抱えることに。

元々抱いていたイメージと差があると後悔につながりやすいでしょう。

 

1-4.リビングが狭くなる

アイランドキッチンは他の配置と比べて、スペースを広く設ける必要があります。

通常のキッチンが4.5畳程度で済むのに対し、アイランドキッチンは最低でも6畳のスペースが必要です。

その結果、リビング側のスペースを圧迫してしまう可能性があります。

また、キッチンの両側に通路が必要なことも考慮しておきましょう。

アイランドキッチンが原因で、リビングを含めた部屋全体のバランスが損なわれると後悔に繋がりかねません。

 

1-5.赤ちゃん・ペットの侵入が防ぎづらい

アイランドキッチンのメリットである「出入りのしやすさ」が後悔に繋がるケースです。

まず、キッチンへの経路が1つではないため、赤ちゃんやペットがキッチンに近づかないようにするためのベビーゲートが複数必要です。

加えて、通路の幅を広めに取っている場合はそもそも上手く設置できない場合もあります。

その場合、赤ちゃんはベビーサークルに入れる、ペットはケージに入れるなどの対策を取りましょう。

\当店おすすめシステムキッチンはこちら/

2.アイランドキッチンにするメリット

アイランドキッチンにすることで得られるメリットは以下の3点です。

  1. おしゃれで開放感がある
  2. 導線が使いやすい
  3. 作業スペースが広い

デメリットと併せてメリットも把握して、自分にアイランドキッチンが合うかを再確認しましょう。

 

2-1.おしゃれで開放感がある

アイランドキッチン最大の魅力はおしゃれさと開放感です。

ショールームやSNSでおしゃれなアイランドキッチンを見かけて興味を持った方も多いのではないでしょうか。

四方に壁がないので、調理中も家族とコミュニケーションが容易に取れます。

片側だけ壁に面しているペニンシュラキッチンでも、同様にコミュニケーションは取れますが開放感は薄れてしまいます。

おしゃれさや開放感を重視する方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

 

2-2.導線が使いやすい

左右どちらからでもキッチンに入ることができるので、配膳時のダイニングとキッチンの行き来が楽に行えます。

一度の食事でも行き来は意外と頻繁に発生するので、使ってみると便利さが実感できるでしょう。

 🗣️食事前、食事中、食後でダイニングとキッチンの往復回数は平均8回10往復する方は全体の約3割です。
出典:キッチン・ダイニングにおける生活実態アンケート調査/パナソニック ハウジングソリューションズ

前面に壁があると大回りする必要があり、数歩の差でも毎日続くと煩わしさを感じるかもしれません。

その点アイランドキッチンであれば、リビング側からそのまま手を伸ばして物を取ることも可能です。

こういった使いやすい導線にできるのは、アイランドキッチンならではの導線と言えるでしょう。

 

2-3.作業スペースが広い

アイランドキッチンは一般的なキッチンよりも、大きめです。

そのため、作業スペースも広めとなっており、不便さを感じずに調理することができます。

 🗣️アイランドキッチンの平均的な大きさは幅240〜270cm、奥行き75〜100cmです。一般的なキッチンが 幅210〜255cm、奥行き65〜80cmなので一回り大きめとなっています。

作業スペースが十分にあるおかげで、複数人での調理もスムーズに行えます。

広々としたキッチンで快適に調理したい方には大きなメリットです。

 

3.アイランドキッチンを導入しても後悔しない条件

ここまでアイランドキッチンのデメリットとメリットを確認してきましたが、以下の条件を満たしていれば導入しても後悔しにくいでしょう。

  1. 十分なスペースを確保できる
  2. 費用をかけることに抵抗がない
  3. こまめな清掃が苦にならない

各条件の理由を解説するので、導入にまだ迷いがある方は参考にしてみてください。

 

3-1.十分なスペースを確保できる

まずは十分なスペースを確保できるかを確認しましょう。

アイランドキッチンは最低でも6畳と両側の通路幅が必要です。

まずはリビングとダイニングをどの程度確保したいのかを決めて、6畳のアイランドキッチンを置いても問題ないか考えてみましょう。

 

3-2.費用をかけることに抵抗がない

アイランドキッチンは他のキッチンと比較して高額になることがほとんどです。

他のキッチンは壁に面している箇所があるため、必要な化粧板の枚数が少なく済みます。

一方でアイランドキッチンは全面に化粧板を貼るので、どうしても高額になってしまいます。

お得さやコストパフォーマンスを重視する方にとっては、後悔につながりやすいポイントです。

なので、費用を普通のキッチンより多く支払う必要があることは把握しておきましょう。

 

3-3.こまめな清掃が苦にならない

油はねや水はねが全面に飛び散ってしまうアイランドキッチンをキレイに保つには、こまめな清掃が欠かせません

また、キッチンのワークトップ(天板)がリビング側から丸見えになるため、整理整頓しないと散らかった印象になってしまいます。

おしゃれさを保つためのこまめな清掃が苦でない方であれば、導入しても後悔しにくいでしょう。

 

4.コンパクトな壁付け式やペニンシュラキッチンもおすすめ

アイランドキッチンは自分に合わないかも…」と感じたら、壁付け式のシンプルなキッチンや、片側だけ壁についているペニンシュラキッチンを採用するのもおすすめです。

アイランドキッチンと比較して、使用するスペースも削減できて費用も抑えられます。

周囲に壁があるので、掃除の手間も減るのも魅力です。

壁付け式やペニンシュラキッチンに適しているおすすめシステムキッチンも紹介しているのでぜひご覧ください。

\当店おすすめシステムキッチンはこちら/

 

まとめ

アイランドキッチンはおしゃれで開放感があり、作業スペースの広さや導線の良さが特徴的な人気のキッチンです。

しかし、水や油のはねや匂いの充満、生活感を隠しづらい点などが原因で「後悔する」と言われることも少なくありません。

導入する際には十分なスペースがあるか、清掃や費用面の負担があっても問題ないかを自分だけでなく家族と確認しましょう。

メリットとデメリットを比較して選択することが、後悔を防ぐポイントとなります。