ユニットバスの床が傷んできたとき、「床だけ交換できたら費用も抑えられるのに…」と考える方は多いのではないでしょうか。
しかし残念ながら、ユニットバスの構造上、床だけの交換は基本的にできません。
床全体を交換できなくても、既存の床を活かしたリフォームなら可能です。
今回の記事では、床リフォームの具体的な方法と費用相場、そして床だけでなくユニットバス全体を交換すべきタイミングまで詳しく解説します。
自宅の状況に合った最適なリフォーム方法を見つけて、快適なバスルームを取り戻しましょう。
1. ユニットバスの床だけ交換ができない理由

ユニットバスの床だけの交換は、基本的にはできません。
これは、ユニットバスが工場で作られた壁・床・天井などのパーツを、現場で一体的に組み上げる構造だからです。
特に床は、壁パネルなどを支える土台の役割も担っています。
そのため、床だけを物理的に取り外そうとすると、壁や浴槽なども一度解体する必要が生じ、事実上ユニットバス全体の交換と変わらない大掛かりな工事になってしまいます。
床の見た目や機能性を改善したい場合は、次章で紹介する方法でリフォームするのが一般的です。
2. 交換できなくても「床リフォーム」なら可能!方法と費用相場

床だけの交換は難しくても、既存の床を活かしたリフォームなら可能です。
費用や工期を抑えながら床の見た目や機能性を改善できる3つの方法があります。
【床リフォームの方法と費用相場】
- シート貼付:4~10万円程度
- 部分補修:3~6万円程度
- 塗装:5~15万円程度
ここでは、それぞれの方法と費用相場を詳しく解説します。
2-1. 既存の床に上からシートを貼る
ユニットバスの既存床の上に、浴室専用のシートを貼り重ねる方法は、手軽で人気の高いリフォームです。
費用相場は4〜10万円程度で、床の解体が不要なため短工期・低予算で実現できます。
最近のシートは機能性が高く、滑り止め加工で安全性を高めたり、クッション性のある素材で転倒時の衝撃を和らげたりできます。
また、断熱性の高いシートを選べば、冬場の足元の冷えを軽減し、ヒートショック対策にも効果的です。
デザインも豊富なので、浴室の雰囲気を手軽に一新したい場合におすすめの方法です。
2-2. 既存の床を部分的に修復する
ユニットバスの床にできたひび割れや傷など、損傷が一部分に限られる場合は部分補修が有効です。
費用相場は3~6万円程度からですが、損傷の範囲や状態によって変動します。
具体的な方法としては、ひび割れ箇所を専用のパテで埋め、周囲と馴染むように研磨してから塗装やコーティングで仕上げます。
全体をリフォームするより費用を抑えられるのが最大のメリットです。
ただし、補修箇所が目立ってしまう可能性や、損傷が床下の下地にまで及んでいる場合は根本的な解決にならない点には注意が必要です。
2-3. 既存の床を塗装する
ユニットバスの床全体に専用の塗料を塗り重ね、見た目を新品同様に再生する方法もあります。
費用相場は5〜15万円と、他の方法に比べ高額ですが、表面の細かい傷や落ちない汚れをまとめて隠し、美しい仕上がりを実現できます。
下地処理として傷の補修も行うため、床の耐久性が向上することもメリット。
ユニットバスに多いFRPや樹脂製の床に適しており、カラーバリエーションから好みの色を選んでイメージチェンジすることも可能です。
ただし、塗膜が早期に剥がれるのを防ぐには非常に高度な技術が必要なため、信頼できる専門業者へ依頼することが重要です。
3. ユニットバスの床リフォームはDIYでも可能?

ユニットバスの床リフォームをDIYで行うことは、不可能ではありませんが、基本的には専門業者への依頼をおすすめします。
例えば、一番手軽な床シートを貼る作業でも、簡単そうに見えて高度な技術が必要です。
隙間なく平らに貼れていないと、水が入り込んでシートの浮きや剥がれ、カビの発生原因となります。
また、きれいに仕上げるにはヘラやローラー、コーキングガンといった専門道具を揃える手間と費用もかかります。
施工不良による再工事のリスクを考えると、初めからプロに任せる方が確実です。
美しい仕上がりを長持ちさせるためにも、専門業者に依頼しましょう。
4. 床だけでなく全体をリフォームした方が良いタイミング

床のリフォームで対応できるケースもありますが、使用年数や劣化状況によっては、床だけでなくユニットバス全体を交換した方が良い場合があります。
ここでは、全体のリフォームを検討すべき3つのタイミングについて解説します。
4-1. 15年程度使用している場合
ユニットバスを15年程度使用している場合は、床だけでなく全体のリフォームを検討するタイミングです。
ユニットバスの一般的な耐用年数は10〜15年程度とされており、この時期になると床だけでなく、壁や浴槽、給排水設備なども同時に劣化が進んでいることが多くなります。
床だけをリフォームしても、数年後に他の箇所で不具合が発生し、再度工事が必要になる可能性が高く、結果的に費用がかさんでしまうことも。
また、15年前のユニットバスと比較すると、現在の製品は断熱性能や掃除のしやすさ、節水性能などが大幅に向上しています。
全体をリフォームすることで、快適性の向上と光熱費の削減も期待できるでしょう。
長期的なコストパフォーマンスを考えると、このタイミングでユニットバス全体の交換を検討することをおすすめします。
ユニットバスの耐用年数や、リフォームが必要なタイミングについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ユニットバスの寿命は10~15年!法的な耐用年数やリフォームが必要なサインも解説
4-2. 床が沈んだりフワフワする場合
床を歩いた時に沈んだりフワフワする感覚があったりする場合は、すぐにユニットバス全体の交換を検討すべきです。
このような症状は、床下で水漏れが発生し、下地や構造材が腐食している可能性が高いことを示しています。
目地やコーキングの劣化、床のひび割れなどを放置していた場合、そこから水が浸入して下地を傷めている恐れがあります。
この状態で床だけのリフォームを行っても、根本的な問題は解決されず、さらに深刻な被害につながる危険性も。
最悪の場合、床が抜け落ちる事故や、建物の構造部分にまで影響が及ぶこともあります。
浴室を一度解体して下地や構造材の状態を確認し、必要な補修を行ってから、新たなユニットバスを施工することをおすすめします。
4-3. 浴室全体を暖かくしたい場合
浴室の寒さを根本的に解決し、空間全体を暖かくしたいなら、ユニットバス全体の交換が最も効果的です。
断熱性の高い床シートを貼るリフォームでも、足元の「ヒヤッ」とした感触は軽減されますが、暖かくなるのはあくまで足元だけです。
浴室の冷気は床だけでなく、壁・天井・窓などあらゆる方向から伝わってきます。
最新のユニットバスは、浴槽だけでなく壁や天井にも断熱材が組み込まれており、魔法瓶のように浴室全体の温度を保つことができます。
ヒートショック対策として、安心で快適な入浴環境を求めるなら、浴室全体のリフォームを検討しましょう。
ヒートショックの対策方法については、こちらの記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
ヒートショック対策|原因から予防法、おすすめの暖房器具まで解説
5. ユニットバスを安価で導入するなら施主支給がおすすめ

ユニットバスの導入費用を安価に抑えたい場合、「施主支給」がおすすめです。
施主支給とは、リフォーム会社に全てを任せるのではなく、施主(あなた)自身がユニットバス本体をインターネット通販や量販店などで購入し、業者には取り付け工事のみを依頼する方法です。
通常、リフォーム会社を通じて設備を購入すると、商品代金に業者の利益(中間マージン)が上乗せされますが、施主支給ならこの費用をカットできます。
セールなどを利用すれば、さらに安く購入できる可能性もあり、費用を抑えてユニットバスを導入したい方におすすめの方法です。
ただし、商品選びや配送手配は自己責任となり、施工業者との調整が必要になる点には注意が必要です。
信頼できる購入先を選び、アフターサービスや保証内容も確認しておきましょう。
施主支給のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
6. 施主支給用ユニットバスはPHショップで!

施主支給でユニットバスを導入するなら、「PHショップ」にお任せください!
当店の最大の強みは、メーカーとの直接取引による中間マージンのカットで実現した圧倒的な価格の安さです。
TOTO、LIXIL、パナソニックなどの国内トップメーカーと直接取引しているため、他店では難しい大幅な値引きを実現しています。
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コストダウンを実現したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ

ユニットバスは一体構造のため、床だけの交換は基本的にできません。
しかし、既存の床を活かしたリフォームなら可能です。
シート貼付・部分補修・塗装の3つの方法から、予算や目的に合わせて選びましょう。
ただし、使用年数が15年を超えていたり、床がフワフワと沈んだりする場合は要注意。
これは浴室全体の劣化や水漏れのサインかもしれません。
その際は、安全と長期的なコストを考え、ユニットバス全体の交換が最適な選択です。
全体交換の際は「施主支給」で費用を賢く抑える方法もあります。
自宅の浴室の状態をしっかり見極め、快適なバスタイムのために最適なリフォームを検討しましょう。
