「洗面化粧台の高さって、どれを選べばいいんだろう?」とお悩みの方、必見です。
結論としては75cm・80cm・85cmが標準なので、この中から自分に合うものを選びましょう。
今回の記事では、標準的な高さとその理由、そして高さの選び方を解説します。
さらに、高さが合わない場合のデメリットや、お得に購入する方法についてもご紹介するのでぜひ最後までご覧ください。
1. 洗面化粧台・洗面台の標準的な高さは何cm?

まずは洗面化粧台の高さに関する基本から解説します。
- 標準的な3つの高さ
- 自分に合う高さの選び方
おおまかな目安を把握してぴったりの高さを見つけましょう。
1-1. 標準的な高さは75cm・80cm・85cm
洗面化粧台のカウンター(洗面ボウルの上端)までの高さは75cm、80cm、85cmの3パターンが主流です。
元々は75cmが主流でしたが、日本人の平均身長が高くなるのに伴って80cmの洗面台が増加。
現在では85cmも含めた3つの高さから選ぶのが一般的になっています。
| 🗣️「高さ85cm」に最も早く目を付けたメーカーがクリナップです。同社は日本初のシステムキッチンを開発したことでも知られており、キッチンにもいち早く「高さ85cm」を導入していました。そのノウハウを活かし、業界では80cmが主流だった時代に「高さ85cmの洗面台」を開発しました。 |
1-2. 自分に合う高さの選び方
ご自身に合う洗面台の高さを選ぶには、まず「身長÷2」という計算式を目安にするのがおすすめです。
| 身長 | おすすめの高さ |
| 150cm前後 | 75cm |
| 160cm前後 | 80cm |
| 170cm前後 | 85cm |
ただ、ご家族で身長に差があり、誰の身長に合わせるべきか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような場合は、最も身長が高い方に合わせることをおすすめします。
なぜなら、身長が低い方は踏み台などを使うことで高さを調整できますが、逆に身長が高い方が低い洗面台に合わせて毎日屈むのは、腰に大きな負担がかかってしまうからです。
| 🗣️今は身長が低いお子様も、成長期には大人と同じ高さになる可能性があります。基本的には大人の身長を基準に高さを選びましょう。 |
2. 洗面化粧台・洗面台の高さが合わない場合のデメリット

高さが合わない洗面化粧台を使うデメリットは以下の通りです。
- 高すぎると水はねが増えて掃除の負担が増える
- 低すぎると腰への負担が増える
「高さが合わないくらいで?」と思われるかもしれませんが、毎日続くと大きなストレスになりかねないので事前に把握しておきましょう。
2-1. 高すぎると水はねが増えて掃除の負担が増える
もし洗面台の高さがご自身の身長に対して高すぎると水はねが増えてしまい、お掃除の負担が増える可能性があります。
顔を洗う時「水が手から肘へと伝ってポタポタと垂れてしまう」という経験をされた方は多いのではないでしょうか。
これは洗面台が高すぎて、不自然に腕を上げた姿勢になっていることが原因かもしれません。
その結果、服の袖が濡れてしまったり、洗面台のカウンターや周りの床に水が飛び散ったりしてしまいます。
毎日使う場所で、床が濡れるたびに拭き掃除をするのは大きなストレスになるので避けたいところ。
さらに、必要以上に腕を上げて洗う不自然な姿勢は肩こりの原因になる可能性もあります。
2-2. 低すぎると腰への負担が増える
洗面台の高さが低すぎると、腰へ大きな負担がかかります。
というもの身長に合わない低い洗面台では、顔を洗ったり、うがいをしたりする際に、深い前かがみの姿勢になってしまい、知らず知らずのうちに腰へ大きな負担がかかることに。
この姿勢を毎日繰り返していると腰痛の原因になったり、もともと腰痛持ちの方は症状をさらに悪化させる可能性があります。
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腰痛は多くの方が悩む国民病ともいえる症状です。厚生労働省による2022年の調査によると、病気やけがなど自覚している症状の中で、男女ともに「腰痛」が第1位となっています。 |
「洗顔やうがいぐらいで?」と思われがちですが、毎日繰り返していると身体へのダメージが蓄積されていくので自分に合う高さを選びましょう。
3. 洗面化粧台・洗面台の高さが足りない場合の対策
洗面化粧台が低く、不便な場合は以下どちらかの方法で対策することになります。
- 洗面化粧台・洗面台の下に台を設置する
- 新しい洗面化粧台・洗面台と交換する
かかる費用や得られるメリットなど、2つの方法の違いや特徴について解説します。
3-1.洗面化粧台・洗面台の下に台を設置して高さを上げる
「今の洗面化粧台は気に入っているけど、高さだけが足りない」という場合であれば、台を設置してかさ上げする方法があります。
具体的には既存の洗面化粧台の下に「台輪(だいわ)」と呼ばれる箱状の土台を設置して、全体の高さを上げるリフォームです。
この方法であれば、本体費用は節約して施工費だけで高さを上げられるのが大きな魅力。
ただし、洗面台をかさ上げした分、元々の給水管や排水管の長さが足りなくなることがあります。
この場合は給水管や排水管を延長する工事が別途必要に。
結果的に施工費用が高額になることもあるので、新しいものを導入するのとどちらがお得か施工業者の見積もりをとって確認しましょう。
3-2. 新しい洗面化粧台・洗面台と交換する
高さが合わない場合の根本的な解決策は、やはり自分に合った高さの新しい洗面化粧台に交換することです。
洗面化粧台の交換にかかる費用は製品本体の価格と工事費を合わせて、おおよそ10万円から25万円程度が相場とされています。
もちろん、グレードの高い多機能な製品を選んだり、壁紙や床の張り替えといった内装工事も同時に行ったりすると、費用はさらに上がります。
そこで費用を大幅に削減する方法として「施主支給」をおすすめしています。
施主支給とはリフォームに使う洗面化粧台などの設備を、お客様ご自身(施主)が購入し、施工業者には取り付け工事だけを依頼する方法のことです。
メリットはなんといっても費用を抑えられる点で、オンラインショップを利用すれば、施工業者経由で購入するよりも安く本体を手に入れられる可能性があります。
一方で、業者からすると利益が減るため施主支給を引き受けてくれる業者を見つけるのに手間がかかるというデメリットも。
施主支給に関するさらに詳しい内容は以下の記事で解説しています。
4. お得に洗面化粧台・洗面台を買うならPHショップ!
施主支給用の洗面化粧台を購入するなら、住宅設備に特化した格安オンラインショップ「PHショップ」がおすすめです。
PHショップの最大の特長は、クリナップ・リクシル・TOTOなどの国内トップメーカーと直接取引することで中間マージンを徹底的にカット。
この中間マージンカットにより、洗面化粧台を最安18,200円から販売しています。
さらに、最短即日での見積対応や納品までの丁寧なサポートなど、きめ細かいサービスも提供しています。
また、当店は1964年創業の山中産業株式会社が運営する老舗の住宅設備専門店です。
無借金経営を継続し、自己資本約34億5千万円(令和5年時点)という安定した企業基盤を築いています。
「ネットで高額な買い物をするのは少し不安だな……」とお思いの方も安心してご相談いただける体制を整えております。
まとめ
洗面化粧台の高さの選び方や、合わない場合のデメリットについてお話ししてきました。
洗面台の高さは主に75cm、80cm、85cmの3パターンから選ぶのが基本です。
まずはご自身の身長を2で割った数を目安にしつつ、ご家族で使う場合は一番背の高い方に合わせることをおすすめします。
もし高さが合わないと水はねによる掃除の手間や、腰痛といった日々のストレスにつながるかもしれません。
ぜひ本記事を参考にして、ご自身にぴったりの高さを見つけてください。
