洗面台の素材はどう選ぶ?主要素材の特徴と選び方を解説

洗面台の素材はどう選ぶ?主要素材の特徴と選び方を解説

洗面台は毎日触れる場所であり、素材選びは使い心地やメンテナンス性、さらには長期的な満足度を左右します。

しかし「どの素材が良いのかわからない」「陶器と人工大理石の違いがよくわからない」と迷う方も少なくありません。

そこで本記事では、洗面ボウルに使われる主要素材の特徴を比較し、後悔しないための選び方を詳しく解説。

素材それぞれの良さや注意点を整理しながら、理想の洗面空間をつくるためのポイントをまとめました。

これから洗面台を交換・リフォームする予定の方は、ぜひ参考にしてください。

 

1. 洗面台ボウルの主要素材4種類を比較

洗面台ボウルには複数の素材が使われていますが、それぞれの性質や使用感には大きな違いがあります。

代表的な素材は以下の4種類です。

  • 陶器
  • 人工大理石
  • ホーロー
  • 金属

耐久性の高さや掃除のしやすさはもちろん、見た目の雰囲気や価格帯にも差があるため、まずは各素材の特徴を知ることが大切です。

ここでは各素材の特徴を詳しく比較し、どんな人に向いているのかを解説します。

 

1-1. 陶器の特徴

陶器は洗面台ボウルとして最も一般的で、耐久性清掃性に優れた素材です。

高温で焼成するため非常に硬く、表面をガラス質の釉薬でコーティングすることで、汚れが付着しにくい特性を帯びます。

主な特徴

  • 傷がつきにくい
  • 変色しにくい
  • 水垢や皮脂が落としやすい
  • 熱にも強い(ヘアアイロンの一時置きも比較的安心)

一方、強い衝撃を加えると割れる可能性がある点がデメリットです。

ただし、通常使用では問題になることは少なく、総合的に見て扱いやすい素材といえます。

清潔感を保ちたい方や、メンテナンスを楽にしたい方に最もおすすめです。

 

1-2. 人工大理石の特徴

人工大理石はデザイン性が高く、価格機能のバランスに優れた人気の素材です。

樹脂と鉱石を混ぜて成型するため形状の自由度が高く、継ぎ目のない滑らかなデザインになります。

色や柄のバリエーションが豊富なのも魅力ポイント。

主な特徴

  • インテリア性が高い
  • ボウルと天板を一体成型でき、掃除がしやすい
  • コスパが良い

注意点は、樹脂を含むため長期使用で黄ばみや傷が目立つ場合があること。

熱にも弱めなので、ヘアアイロンなどの直置きは避けたいところです。

デザイン重視かつ手頃な価格帯で選びたい人にぴったりの素材です。

 

1-3. ホーロー製の特徴

ホーローは、高級感耐久性を両立した、昔から根強い人気の素材です。

金属素材(鋼板)の上にガラス質の釉薬を焼き付けることで、高い耐久性と美しさが備わる仕上がりになります。

主な特徴

  • 変色しにくく美しさが長持ち
  • 汚れを落としやすい
  • 表面が硬く傷つきにくい

ただし、強い衝撃で表面のガラス層が欠けると、金属が露出して錆びる可能性があります。

また、重さがあるため、施工時の扱いには注意が必要です。

上質感のある洗面台にしたい方や、耐久性と美観を両立したい方に向いています。

 

1-4. 金属製の特徴

金属は、スタイリッシュで個性のある洗面空間をつくりたい方に適した素材です。

ステンレスや銅、真鍮などが使われ、金属ならではの質感が空間にほど良いアクセントを与えます。

主な特徴

  • インダストリアルな雰囲気
  • 耐食性に優れたステンレスは実用性も高い
  • 銅・真鍮なら経年変化を楽しめる

ただし、水垢が目立ちやすく、こまめな手入れが必要です。

また、陶器や人工大理石に比べて価格が上がる傾向があります。

デザイン性を優先し、こまめな手入れが苦にならない方に向いています。

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2. 後悔しない!洗面台の素材選びで失敗しないための3つのポイント

素材ごとの特徴を理解したら、次は「自分にとって重要な基準」を明確にすることが大切です。

洗面台は家族全員が毎日使う場所のため、耐久性や掃除のしやすさ、予算とのバランスが満足度を大きく左右します。

ここでは、素材選びで特に大切な3つの視点を紹介します。

 

2-1. 耐久性で素材を選ぶ

長く使うなら、耐久性を重視して素材を選ぶほうが失敗しません。

洗面台は水・化粧品・熱など日常的に負担がかかるため、素材の強さが寿命を決めるからです。

  • 陶器:傷・熱・変色に強い
  • ホーロー:長寿命だが衝撃には注意
  • 人工大理石:傷と熱にやや弱い
  • 金属:種類によるが、水垢の目立ちやすさに注意

「頻繁に取り替えるつもりはない」という方には、陶器やホーローが安心です。

 

2-2. 掃除のしやすさで素材を選ぶ

毎日の掃除を楽にしたいなら、汚れがつきにくい素材を選びましょう。

表面が滑らかで汚れにくいほど、短時間で清潔をキープできるためです。

  • 陶器:水垢を落としやすく手入れが楽
  • 人工大理石:継ぎ目がないので拭き掃除がしやすい
  • ホーロー:ガラス質で汚れが落ちやすい
  • 金属:水垢が白く目立ちやすくこまめな掃除が必要

手間を省きたい方には、陶器かホーローがおすすめです。

 

2-3. 費用・価格で素材を選ぶ

予算に合わせて素材を選ぶことで、後悔のない買い物になります。

素材ごとに価格帯が大きく異なり、予算に余裕がある部分と節約できる部分を見極める必要があるためです。

  • コスパ重視:人工大理石
  • 中価格帯で万能:陶器
  • 高価格帯:ホーロー・金属製

見た目の好みと予算のバランスをとりながら、必要な性能を満たす素材を選ぶと、満足度が高まるでしょう。

洗面台本体の選び方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

洗面台・洗面化粧台の選び方|おすすめ高コスパ人気モデルも解説

 

3. 洗面台の設置にかかる費用の相場

素材選びと同時に気になるのが、費用面ではないでしょうか。

洗面台は本体価格と施工費用の両方が必要となり、素材やメーカー、デザインによって金額が変わります。

ここでは一般的な洗面台交換にかかる費用の目安をわかりやすくまとめました。

 

3-1. 設置費用と本体費用で10〜30万円が目安

洗面台の設置にかかる費用は、本体価格と施工費用の両方を含み、相場は10~30万円です。

本体価格と施工費用それぞれの相場は以下のとおりです。

  • 本体価格:10万円前後
  • 施工費用:3〜5万円

シンプルな洗面台なら総額10万円台で設置でき、収納付きやデザイン性の高いものは20〜30万円程度が一般的なラインです。

排水位置の変更や壁の補修を伴う場合は、追加費用がかかることもあります。

以下の記事では、洗面台・洗面化粧台の交換費用を詳しく解説しています。併せてご覧ください。

洗面台・洗面化粧台の交換費用は?安く抑えるコツや注意点も解説

 

3-2. 施主支給なら本体費用を大幅に削減できる

施主支給とは、施主(=依頼者)が自分で洗面台本体を購入し、取り付け工事だけを施工業者に依頼する方法です。

施主支給を利用すれば、ネットショップや専門店でお得に購入できるため、本体費用を抑えることが可能です。

また、施工会社の取り扱い商品に縛られず、デザインや素材を自由に選べることも大きなメリット。

「メーカーの商品は高い」「選択肢を増やしたい」という方におすすめの選択肢です。

施主支給については、以下の記事でも詳しく紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

洗面台・洗面化粧台を施主支給するメリット・デメリット|高コスパモデルも解説

 

4. 洗面台の施主支給ならPHショップ! 

洗面台を賢く選びたい方にとって、施主支給は価格面とデザイン面、どちらも満足できる方法です。

PHショップでは人気メーカーの洗面台や部材を豊富に取り扱っており、オンラインで手軽に比較・購入できます。

施主支給ならではの価格メリットを活かしつつ、好みのデザインや使い勝手を損なうことなく洗面台の交換・リフォームが可能です。

また、リフォームで必要な情報をまとめたコラムも充実しており、初めての方でも安心して選べる環境が整っています。

理想の洗面空間を実現したい方は、PHショップの洗面台ラインナップをぜひチェックしてみてください!

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まとめ

洗面台の素材選びは、使い心地掃除のしやすさ耐久性・デザイン性など、日常生活に直結する重要なポイントです。

本記事で紹介した陶器・人工大理石・ホーロー・金属製などの主要素材にはそれぞれ特徴があり、どれを選ぶかによってメンテナンス性や費用が変わります。

失敗しないためには

  • 耐久性
  • 掃除のしやすさ
  • 予算

この3つを軸に比較することが大切。

また、施主支給を活用すれば、コストを抑えつつ、理想の洗面空間に近づけることができます。

本記事を参考に素材の特徴を理解し、ぜひ自分に合った一台を選んでみてください。